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伏見稲荷大社とは
京都市伏見区には、全国に3万2千社あると言われる稲荷神社の総本山「伏見稲荷大社」が存在する。
奈良時代西暦711年に御鎮座以来、現代に至るまで約1300年間にわたり日本全国の人々から信仰を集めており、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神様として崇められている。
近年伏見稲荷は日本だけではなく、世界中を魅了する観光スポットになっている。アメリカの観光情報サイト「トリップアドバイザー」が発表した「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」第1位に5年連続で選ばれ、同サイトの「世界のランドマークトップ25」にもランクインしている事からも外国人の伏見稲荷大社への関心の高さが伺える。
参照サイト:http://inari.jp/
美しい真っ赤な鳥居が人々を魅了する
本殿の背後から奥社奉拝所の方に進むと、有名な千本鳥居トンネルの入り口がが見えてくる。
鮮やかな朱塗りの鳥居が建ち並びとても幻想的である。鳥居を見慣れている日本人でもこれだけの数を目の前にしたら圧倒されてしまうのだから、外国人から見たらより凄い光景に見えることだろう。
伏見稲荷大社へのアクセス
車でアクセス
・名神高速道路 京都南インターから 約20分
・阪神高速道路 上鳥羽出口から 約10分
※24時間営業200台駐車可能な駐車場がありますが、朝早くから常に満車状態なので、公共交通機関での訪問がお勧めです。
電車でアクセス
・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分
市バスでアクセス
・南5系統 稲荷大社前下車 東へ徒歩7分
〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
伏見稲荷大社・稲荷山を探索
広い境内に美しい社殿が建ち並ぶ。

現地入りしたのは9時頃なのだが、境内は人で埋め尽くされている。一般の観光客に加え、外国人も多い。
さらに撮影当時は6月で全国の中学校の修学旅行期間とぶち当たっており、凄まじい人の数だった。
千本鳥居入り口。


攻撃的な親子のサルが出没しています。
襲ってきたり噛みついたりするので、
絶対に近づいたり、写真を撮らないでください。

目の前に迫る赤いトンネル。


突然道が分かれていて困惑するが、正式には右側通行になっている。ちなみにどちらの道を選んでも奥社奉拝所にたどり着くようになっている。
伏見稲荷大社のパワースポット『おもかる石』
伏見稲荷大社には願い事をして石を持ち上げ、思ったより軽ければ叶い、重ければ叶わない試し石「おもかる石」が存在する。
千本鳥居を抜けてたどり着く奥社奉拝所の右奥に「おもかる石」は、願い事をして石を持ち上げ、思ったより軽ければ叶い、重ければ叶うのは難しいという。


持ち上げてみたかったが、順番待ちに耐えきれず断念。
ミニ鳥居の山。
伏見稲荷大社の「キツネ絵馬」が面白い
神社なのでもちろん絵馬も奉納できる。よくみると形が一般的な絵馬とは違うようだが?
我々の目を真っ先に引き付けたドラゴンボールZの「孫悟空」さんが描かれた絵馬。

神社の想定通りキツネを描く人や、アレンジを加えて個性的な絵馬に仕上げてある物も多く奉納されていた。
他にも面白い絵馬がたくさん奉納されており、調査を忘れてしばし観察する。

まぁ、日本全国探せばあるかもしれないけど。

絵馬をもっと眺めていたかったが、先はまだまだ長いので出発する。
お稲荷さんと言えば狐が神様だと思ってる方もいらっしゃると思いますが、祀られてる神様はウカノミタマノ神(五穀豊穣の神)という稲の神様である。稲の天敵と言えば鳥である。その鳥たちを食べてくれるのが狐なので、全国の稲荷信仰の神社は狛狐として守護している。
巻物をくわえた狛狐。巻物は「知恵の象徴」と象徴と言われている。
この他にも稲をくわえた狛狐と、鍵をくわえた狛狐が確認できた。稲をくわえているのは上記に記した通り伏見稲荷の神様が五穀豊穣の神であり、その使いだからであろう。鍵は霊徳を身につけようとする願望の象徴、米倉の鍵と言われている。
人間共を鋭い眼光で見つめる狛狐。
この狛狐は玉を咥えている。玉は神さまの霊徳の象徴、宝珠、米倉を表しており、玉の輝きで人の魂の色合いを見せてくれるとも言われている。
鳥居の間から差し込む日差しが心地いい。
伏見稲荷の鳥居は表と裏で別の姿をしている。表は通常の鳥居と変わらないが、後ろから見ると鳥居を奉納した人物・会社名が墨書きされている。
しかし本当に人の多さに驚く。人口密度が千本鳥居トンネルの入り口にいた頃とあまり変わらない。
探し人に効果あり?熊鷹社とこだま池(新池)
千本鳥居トンネルから外れて寄り道をしてみる。
この道は奥社奉拝所から三ツ辻に至る参道の傍らにある「新池(しんいけ)」と呼ばれる小さな池に繋がっている。※トンネル鳥居をそのまま進んでも熊鷹社へ行けます。

お塚群を抜けると新池が見えてきます。
こちらが新池。
新池の畔にある「熊鷹社(くまたかしゃ)」という名の拝所で願い事をした後、新池に向かって柏手を2回打つと、こだまが近くから返ってきたように感じれば、その願い事は早く叶い、遠くから返ってきたように感じれば、成就が遅くなるという言い伝えがあるそうだ。

熊鷹社(くまたかしゃ)社殿内部。ご神体の鏡と揺らめく蝋燭の炎が美しい。一発勝負の賭けるときにお参りする方が多いと言われています。
売店の他に自動販売機もあるので、しっかり給水しながら上を目指そう。尚、観光地料金な模様。

四ノ辻に到着。稲荷山の半分まで来たことになる。
四ノ辻の休憩所からは京都市内が一望できる。


四ノ辻の売店。もう稲荷山の中腹辺りなのだが、相変わらずの混みっぷりである。ソフトクリームがとてもおいしかったので、訪れた際は是非ご賞味を。
ここで唐突だが、調査員の体力が限界に近いのと、スケジュールの都合により、今回はここで引き返すことにする。


まとめ


ゆっくり歩いたり写真が撮りたいって言うなら、朝6時くらいからじゃないと難しいな。